馬鹿では稼げなかった米国株高配当投資
お疲れ様です、ローンウルフです。
米国株投資の情報発信者として、トップを走り続けているバフェット太郎さん。2016年にブログ「バフェット太郎の秘密のポートフォリオ」の運営を開始。その後ブログの更新はストップし、情報の発信をYouTubeの場に移しています。
そんなバフェット太郎さんは2018年に「バカでも稼げる 「米国株」高配当投資」という著書を出版しました。
この著書の主な内容は、アメリカの高配当・連続増配株に投資をして配当金を再投資することによって着実な資産形成が出来るというもので、基本的に過去に運営していたブログ内での主張とほとんど同じ内容となっています。
このバフェット太郎さんの著書が発売された時は私も実際に購入し、その感想をブログ記事にしたこともありました。
著書の中でバフェット太郎さんは、ソッコーでお金持ちになれるかもしれないリスクの高い投資先よりも、「わかる未来」に投資をしてゆっくりとお金持ちになる方が資産形成上は望ましいと主張していました。
しかし現在のバフェット太郎さんの情報発信を見ると、著書で書いていた内容とは真逆の主張を見かけることが多くなりました。
流行りの投資先ばかり紹介するYouTube
先ほどもお話した通り、現在のバフェット太郎さんはブログからYouTubeへと情報発信の場を移しています。
バフェット太郎さんのYouTubeは私もよく見るんですが、YouTubeで高配当・連続増配株についての情報発信をしているのかといえば、現在は全くと言っていいほど話題に上がりません。
その代わりに、新興国株・金(金鉱株)・ハイパーグロース株・AI銘柄といったブームになっている(なるであろう)流行りの投資対象を推奨するようになりました。
かつてバフェット太郎さんは著書の中でこのように述べていました。
「個人投資家たちは目先のブームに踊らされるべきではない」
「投資で成功するためには、分かりやすい形で定めた意思決定プロセスと明文化した投資方針を一貫して必ず実行しなくちゃいけない」
「クソダサい投資家ほど他人のパフォーマンスに焦り、妬み、これまで一貫した投資スタイルを簡単に崩す」
しかし現在のバフェット太郎さんは前述の通り、流行りの投資先ばかり推奨してこれまでとは全くと言っていいほど逆の主張をしており、太郎さん自身が「これまで一貫した投資スタイルを簡単に崩して」いるのです。
ノイズメーカーな投資インフルエンサー達
私個人としては元々バフェット太郎さんが主張していたように、高配当・連続増配株に投資をして配当金を再投資すれば、派手なリターンこそ望めないものの着実な資産形成をすることが出来ると思っています。
しかし現在のバフェット太郎さんはAI銘柄がどうだのとノイズをばらまいてばかりです。高配当・連続増配株に投資していれば馬鹿でも稼げるんじゃなかったんですか?
まぁYouTubeの再生回数を稼ぎたいと考えた場合に、高配当・連続増配株にフォーカスした内容では地味で主張も似たような内容を繰り返すだけになってしまうので、流行りの投資先への投資を主張するようになったんでしょう。
結局こうした投資インフルエンサーと呼ばれる人たちは、情報の受け手よりも自分の利益が優先なのです。
バフェット太郎さんに限った話ではありませんが、投資の分野に関してはインフルエンサーの発信する情報について鵜吞みにするのではなく、懐疑的な姿勢で臨むことがあなたの着実な資産形成に繋がっていくだろうと私ローンウルフは考えています。