インデックス型の海外ETFのリターンTOP10を調べてみた
お疲れ様です、ローンウルフです。
私はアメリカ株へ投資する手段として、主に海外ETFを活用しています。海外といってもアメリカのみで割合も6割ほどですが。
今回の記事では私が投資主体としている海外ETFについて、それぞれ1年、5年、10年のリターンをランキング形式で載せたいと思います。
インデックス型ETFのリターントップ10
なおリターンの調査には「myINDEX わたしのインデックス」というサイトのデータを活用しています。リターンは2019年3月末が基準となっています。
対象となるETFの数は全部で408となっていますが、そのうちリターンの明記がされているもののみが対象となっています。
なお今回のランキングではいわゆるレバレッジ型とアクティブファンドは除かれており、インデックス型のETFのみが集計の対象となっています。
それでは最初に、ここ1年間の海外ETFのリターンから発表です。
1位はIYR(iシェアーズ 米国不動産ETF)でした。アメリカ株に投資する日本の個人投資家の中では不動産銘柄が話題に上がることはあまりありませんが、ここ1年でなにげに素晴らしいリターンを上げていたんですね!
また3位に聞きなれないETFが入っていますが、これはロンドン証券取引所に上場しているETFで、世界中の業界(電力、公共事業、ガス、輸送、パイプライン、水道)を代表するインフラ企業100社に投資するETFとのことです。
インフラ企業というと不況期に強い業界というイメージがありますが、ここ1年の比較的好調な相場環境の中でも高いリターンを上げていたんですね。インフラ関連のETFは他にも5、6位にランクインしています。
9位に私が保有しているVDC(バンガード・米国生活必需品セクターETF)が入っていたのは少し驚きでした!あまり高いリターンを上げていた意識がなかったんですけどね。買うタイミングがたまたま悪かったのか。
ちなみに比較対象としてS&P500を投資対象としている「 SPY(SPDR S&P500 ETF)」の1年間のリターンも記載しておきたいと思います。SPYのここ1年間のリターンは+13%となっています。
続いて5年間のリターンです。
上位陣はガラッと顔を変え、いわゆるハイタクセクターが上位を占める結果となりました。去年に入ってからは勢いは失ってしまったものの、ここ数年は確かにハイテクセクターのリターンは目を見張るものがありましたからね!
他にもグロース株ETFが顔をそろえ、グロース株優位の5年間だったといえます。なおSPYの年率リターンは+12%でした。
最後に10年間のリターンです。
XLY(一般消費財セレクト・セクター SPDRファンド)が過去10年間でもっとも高いリターンをあげました!年率リターン21.9%ってもう「寝てるだけでお金が増えちゃう」とてつもなく高いリターン水準ですよね。
ただこれだけの高いリターンを挙げた要因の1つがAmazonの躍進にあるので、今後の10年間も同じような高いリターンが必ずしも達成できるわけではないということは頭に入れておいた方がいいと思います。
SPYの年率リターンは+16.6%でした。この10年間は市場平均に連動するETFを購入していただけでもとてつもなく高いリターンが得られたんですね。
ここ10年は強烈な戻り相場であったことには注意が必要
以上ランキング形式で海外ETFのリターンについて記事にさせてもらいました。
とここで注意していただきたいのが、ここ10年間の相場はリーマンショック後の戻り相場であったということです。
多少の株価の下落はあっても、ほとんど右肩上がりの相場展開だったのです。ですので暴落相場を挟んでいればまた違った結果になっていたことでしょう。
とはいえこのランキングを見て、個別銘柄に投資をしなくても、ETFへの投資でも十分すぎるぐらいの高いリターンを得られるということは覚えておいて損はないと私ローンウルフは考えています。