直近10年間のアメリカ株のセクターごとの騰落率を調べてみた
お疲れ様です、ローンウルフです。
私はこのブログにおいて、アメリカ株のセクターETFの価格推移を利用してセクターごとの一定期間の騰落率を比較する記事を何度か書いてきました。
そしてまた個人的に比較したいと思った期間のセクター間の騰落率があったので、その調べた内容を記事にしたいと思います。
その内容とは、年ごとのセクター間の騰落率です。
バンガードのセクターETFを利用して各セクターの年間騰落率を調べる
今回の記事では、2010~2019年の直近10年間におけるセクターごとの騰落率について、バンガードのセクターETFの価格推移を利用して調べようと思います。今回も利用するバンガードのETFは以下の10種類です。
それでは早速ですが、直近10年間のセクターごとの騰落率を載せていこうと思います。なおここ10年は時折若干の調整を交えつつも、基本的には右肩上がりの相場が続いていたのを意識した上で見ていただければと思います。まずは2010年~2014年です。
今でこそこの世の春を謳歌している情報技術セクターですが、2010~2013年の4年間においては市場平均に劣後していることが見て取れます。とはいっても大きく出遅れているわけではありませんけどね。
反対に一般消費財やヘルスケアがこの5年間においては好調でした。公益はいい年と悪い年が非常にクッキリしていますね。
続いて2015~2019年です。
今度の5年間は情報技術セクターは常に市場平均を上回っており、特に2019年においてはまさしく1強という状態でした。2010~2013年の市場に劣後していた時期に投資していれば大きなリターンを得ることができたでしょう。
一般消費財とヘルスケアは前5年ほどではありませんが比較的好調を維持しています。このあたり安定性を感じられるセクターだなと感じますね。
エネルギーは今の状況からは想像できませんが、2016年に1番強いセクターでした。しかしその後は大きく低迷。その状態が2020年の今でも続いています。
強いセクターは年によって大きく変わる
上記の表を見てもらえればわかる通り、年によって強いセクターが大きく変動しています。特定のセクターが常に最良の投資先であるとは限らないのがよくわかりますね。
ここ数年の値動きが一方向に傾くと思わずその状態がこの先もずっと続くと思ってしまいがちですが、こうした情報を見ると必ずしもそうなるわけではないことがわかります。
もし2010年代の前半のような騰落率になった場合に自分はどのように振る舞えばいいのか、また自分の精神状態はどうなるのか。一度思いを巡らせてみてはどうかと私ローンウルフは考えています。
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