マイ米国株ポートフォリオ VS S&P500(VOO)【2022年8月末】
お疲れ様です、ローンウルフです。
今月も私の米国株ポートフォリオと市場平均(VOO)の成績比較を下記のルールのもとに行います。
・ETFや個別銘柄と同じタイミングでVOOを購入したものとする
・VOOの購入価格はその日の終値
・売買代金が1,111ドルを上回る最初の売買株数で購入
(例 株価が200ドルの場合、6株購入)
・比較はドル換算
・資産額は配当再投資後・VOOの配当再投資は私が再投資したタイミングと同じ日に再投資したものとする
以上の条件を参照の上、2022年8月末時点の私の米国株ポートフォリオとS&P500(VOO)の成績比較記事をご覧ください!
マイ米国株ポートフォリオ VS VOO(2022年8月末時点)
〇 マイポートフォリオ
・購入価格 98,073.79ドル → 現在価格 114,984.21ドル 増減率 17.24%
〇 VOO
・購入価格 104,746.05ドル → 現在価格 139,812.75ドル 増減率 33.48%
以下の表はVOOと私のポートフォリオの増減率の推移です。
上記の表とグラフを作成する際の各銘柄の購入価格と現在価格の比較は以下の通りです。
最後に9月4日時点の私が保有している個別銘柄とS&P500の予想PERです。個別株の予想PERはアメリカのYahoo!Financeを、S&P500についてはWSJを参照しています。
かつてのフィリップモリスのようになってきた3M
8月のアメリカ株式市場はやや大きく下落しましたが、市場平均との差はそこまで大きく縮まりませんでした。
その理由の1つに、3Mの株価下落があります。今年の7月に書いた記事で、3Mは株価の重しとなっていた耳栓訴訟について、耳栓部門の破産手続が開始されたことにより株価が急反発したことをお話しました。
しかしその後、子会社が破産しても親会社に対する訴訟を止めることはできないと裁判所は判断し、株価は急落。
また耳栓訴訟の賠償費用を確保するためとして、すでに発表されているヘルスケアのスピンオフについても、耳栓訴訟の原告である退役軍人らによって差し止め訴訟が提起されました。
3Mの耳栓に関する訴訟件数は20万件以上にものぼり、先ほど挙げたロイターの記事によると米国連邦裁判所で係争中の全訴訟の約30%を3Mの耳栓事件が占めることになるという事態にまで発展しています。
このような相次ぐ訴訟を見て、私はかつてのフィリップモリスを思い出しました。フィリップモリスもかつては相次ぐ訴訟にさらされ、1992年から2003年までの11年間もの長きにわたって株価が低迷し続けました。
しかしフィリップモリスの稼ぐ力自体が衰えたわけではなく、その後株価も上昇。その間に地道に配当再投資を行っていた場合、市場平均を上回るリターンを出すことに成功したのです。
3Mも稼ぐ力自体が衰えているわけではありません。下記のキャッシュフローの推移を見るとわかる通り、フリーキャッシュフローがゆっくりと増加していることが見て取れると思います。
株価上昇という形になって現れるまでにこの先5年10年かかるかもしれないということを考えると少し気が遠くなりますが、それでも稼ぐ力自体が衰えない限りは3Mの保有を続けていこうと私ローンウルフは考えています。