今年の上半期のセクターごとの価格推移を調べてみた(2023年)
お疲れ様です、ローンウルフです。
昨年はインフレ率の急上昇とFRBによる急激な利上げやリセッション懸念等により大きく株価が下落しましたが、昨年とは一転してGAFAMを中心とした大型ハイテク株が上昇したことにより、今年の上半期のアメリカの株式市場は大きく上昇しました。
そんな中で、各セクターの価格推移がどうなっているか調べて記事にしたいと思います。
2023年上半期のセクターごとの価格推移
今回もセクターETFを利用してセクターごとの価格推移を調べてみたいと思います。セクターETFはバンガードのETFを利用します。バンガードのセクターETFは以下の10種類です。
早速ですが各セクターETFの価格推移チャートと騰落率の一覧を掲載しますのでご覧ください!
2023年の上半期で市場平均(S&P500)を上回ったのは情報技術、一般消費財、通信の3セクターでした!
いわゆるGAFAMが属するセクターはこの3セクターで、他のセクターとは頭一つ抜けた騰落率となっています。これらのセクターに属する銘柄を保有しているかどうかで明暗が分かれた上半期となりました。
S&P500を下回り、さらにマイナスに陥っているのは金融、ヘルスケア、エネルギー、公益の4セクターでした。
金融は3月の信用不安の影響が大きかったと思われます。エネルギーは昨年は一人勝ちだったのでその反動が出ましたね。
そして公益とヘルスケアのディフェンシブセクターも不調でした。シクリカルなセクターが好調になるとどうしても保守的な銘柄群は売られやすくなりますね。
勝ち組と負け組がそのまま入れ替わるここ1、2年
S&P500を上回った情報技術、一般消費財、通信の3セクターですが、昨年1年間でS&P500のリターンを下回ったセクターでもありました。
反対にエネルギーやディフェンシブセクターは昨年S&P500のリターンを上回ったセクターだったわけですが、ここ1、2年ほどは市場平均に勝つセクターと負けるセクターがタイミングによってそのままひっくり返るという状況が続いています。
ですから私が主力投資先としている生活必需品・ヘルスケアセクターも今年の前半は不調ですが、下半期や来年には盛り返していくだろうと思っています。
その日までこのままディフェンシブ銘柄の保有を継続していこうと私ローンウルフは考えています。