米政策金利は7月の利上げが最後の利上げになると思う

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

アメリカの中央銀行であるFRBは2022年3月より政策金利を上げ始め、0.25%であった政策金利は今では5.25%(上限)にまで達しています。

次回7月25・26日に開催されるFOMCでも利上げすることが確実視され、次回の利上げによってアメリカの政策金利は5.25~5.5%に達する見込みです。

そして気になるその後の政策金利の見通しについてですが、私は7月の利上げが最後になる可能性が高いと思っています。

7月の利上げが最後になる可能性が高いと思う理由

7月の利上げが最後になる可能性が高いと思う理由についてですが、なにか深い考察等があるわけではなく、物価指標やFOMCの今後のスケジュールを見て判断しただけです。

まず物価について確認しますが、6月のCPI(消費者物価指数)はついに3%にまで落ち込みました。

 

また食品とエネルギーを除いたコアCPIもここ最近は横ばいが続いていましたが、先月ついに大きく下落し、4.8%と5%を割り込みました。

 

またCPI以上にFRBが重視しているとされているコアPCEについてはまだ横ばいが続いていますが、コアCPIと同様に6月は大きく落ち込むことが予想されています。

いずれの物価指数も5%を割り込んでいる中で、7月のFOMCによる利上げによって政策金利は5.25~5.5%となります。

政策金利が物価の上昇率を上回っているのであれば、後は待つだけで基本的には物価が落ち着いていき、無理に利上げをしなくてもいい状態となります。

また次回9月のFOMCまでにCPIとPCEの発表がそれぞれ2度ずつあるわけですが、その2度の発表で物価が落ち着いていくと思われるので、そうなれば9月の利上げは見送られると思います。

9月の利上げが見送られるのであればそれ以降再び利上げをするのも難しいのかなと思っています。そして市場も私と同じように考えているようです。

 

CMEのFedWatchによれば、7月の利上げ以降9月に追加利上げする可能性は14%、11月に利上げする可能性は29.8%と7月20日現在では追加利上げ派は少数のようです。

ただ反対に2度の物価指標の発表を経ても物価が下がらない、もしくは物価が上がってしまうことが起こるなら再びの利上げになると思いますが、現時点ではそうした事態に陥る可能性は低いのかなと思っています。

唯一気になるのが雇用の堅調さですが、特に製造業の景気指標が悪化しているのを見ると、雇用の指標に関しても次第に悪化していく事になるのかなと思います。

FRBの利上げの打ち止めがいつになろうがやることに変わりは無し

ここまで利上げの打ち止め時期について色々と言っておきながらなんですが、私自身はFRBの利上げの打ち止め時期によってどうこうすることはなく、これまで通りディフェンシブ銘柄をひたすら保有し続けるだけです。

じゃあなんでこんなことを書いているのかと言えば、頭の体操と記事のネタにしたかっただけですが(笑)それでも私のように利上げの有無が投資判断に影響を及ぼさない人が利上げに関する考えを書くのは、わりとフラットな立場で物を言えるので参考になるのではないかと私ローンウルフは考えています。

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