蛮勇と勇気は別物だ
お疲れ様です、ローンウルフです。
蛮勇とは・・・
理非を考えず、むやみやたらに発揮する勇気。向こう見ずの勇気。
(Oxford Languagesより)勇気とは・・・
普通の人が、恐怖、不安、躊躇、あるいは恥ずかしいなどと感じる事を恐れずに(自分の信念を貫き)向かっていく積極的で強い心意気のこと。勇ましい強い心をいう。
(Wikipediaより)
「〇〇に投資できないのはそいつがビビっているからだ!」というような表現を見かける時が時折あります。
リスク資産に自らの大切な資金を投じるわけですから、人は大なり小なり不確実性に対して迷いや恐れが生じます。しかしそうした迷いや恐れに打ち勝たなければリターンは得られません。投資には勇気が必要です。
しかしだからといってもしものことを考えず儲けた時のことばかり考え、後先考えずに投資をすることを勇気とは言いません。それは蛮勇と呼ばれるものであり、避けるべきものです。
取る必要のないリスクはわざわざ取らなくていい
そもそも取る必要がないのであれば、積極的に高いリスクを取りに行く必要はありません。それを「ビビっている」と勘違いするのは浅はかです。
例えば私の場合であれば、ハイリスク商品に将来を委ねなくても今の投資先で充分将来の生活資金を確保できるので、わざわざ今からハイリスクな投資商品に投資をする必要はありません。
大きく儲ける事ばかり考えて取る必要のないリスクをとってドヤ顔をするのは蛮勇であり、もっと言ってしまえばただの馬鹿です。
またブームが巻き起こっているハイリスクな投資先は悲劇的な結末を迎えることが多いということを知っているので、私は意図的にそうした投資対象を避けるようにしているのです。
市場が逆回転した時のことを常に意識しよう
蛮勇に基づいた行為は戦場を1人でノーガードで突き進むようなものであり、成功した時の果実は大きいですがいざという時に致命傷を負うような行為です。
上昇相場が長く続くと、この勇気と蛮勇の区別をつけずに投資行動を起こす人が多いように思います。永遠に続く強気相場は無いわけですから、市場が逆回転した時にどうするか、また逆回転にどうやって備えるかは常に意識した方が良いでしょう。
「ビビっていない自分」に酔いしれるのではなく、自分の投資判断が直近の強気相場が続くことを前提とした楽観的な見通しに基づいていないか精査することが、長期的な資産形成や市場で長く生き続けてくために必要ではないかと私ローンウルフは考えています。
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