2023年12月時点の新興国株ETF「SPEM」の保有状況

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お疲れ様です、ローンウルフです。

私は昨年の2月まで3か月おきに新興国株ETFのSPEMを定期購入していましたが、現在は新興国株ETFの定期購入を中止しています(代わりに定期購入していたイギリス株も一旦購入を停止しています)。

しかしSPEMについてはあくまで定期購入を中止しているだけで保有は続けており、またSPEMから年2回(6月、12月)支払われる配当金で再投資をすることとしています。

今回はこれまでと同様、SPEMの保有状況及び他国と比べたリターンやCAPEレシオ等について記事にしたいと思います。

新興国株ETF「SPEM」の保有状況やリターン比較

まずはCAPEレシオから確認したいと思います。CAPEレシオとは株価をインフレ調整後の1株当たり利益の10年間の平均で割って算出する指数のことです。

アメリカのCAPEレシオについては「multpl.com」を、新興国と日本のCAPEレシオについては「Research Affiliates」を利用して調べています。

数値は新興国株と日本は11月末時点の、アメリカについては12月6日時点のものです。それではご覧ください!

・新興国株 13.6倍

・アメリカ 30.77倍

・日本 20.9倍

3か月前と比べて新興国株のCAPEレシオは13.5倍から13.6倍へと増加、アメリカのCAPEレシオは30.09倍から30.77倍へと増加、日本のCAPEレシオは19.8倍から20.9倍へと増加しました。

続いてSPEMと他の新興国株ETF、およびS&P500との価格推移の比較です。比較対象は以下の3つです。

・DEM(ウィズダムツリー エマージング・マーケッツ・エクイティ・インカム・ファンド)

DGS(ウィズダムツリー 新興国小型株配当ファンド)

・S&P500

上2つはスマートベータ型のETFでDEMは高配当株、DGSは小型株の高配当株に投資している新興国株のETFです。

リターンの比較は配当再投資を含めた形で比較できるPortfolio Visualizerを利用しています。比較期間は私がSPEMの購入を開始した2020年3月から2023年11月までです。それではご覧ください!

緑がS&P500、青がSPEM、オレンジがDGS、赤がDEMです。

S&P500が引き続き新興国株ETFのリターンを上回っています。また新興国株ETFにおいては時価総額加重平均に基づいたポートフォリオよりも、高配当株の方が好成績を出し続けてています。

続いてこれらの具体的な年率リターンやシャープレシオ等が載った一覧を掲載します。

 

なお12月7日時点のSPEMの保有状況はこのようになっています。

 

続いてSPEMの構成銘柄のうちの上位5社と構成比率は以下の通りです。

 

前回9月と比べて順位に変動はありませんでした。TSMCの比率が頭一つ抜けてきましたね。

最後にSPEMの投資先の国別組入比率のトップ10について載せていきますのでご覧ください(情報元はステートストリートのHPより)。

 

前回9月報告時よりも中国のウェイトが下がり、インドと台湾の比率が上がりました。

盛り上がるインド株投資

前回のSPEM保有報告記事でも取り上げましたが、インド株投資が個人投資家の間で大きく盛り上がっています。

旧ツイッターではほぼ毎日のように話題に上がり、また新たなインド株の投資信託が次々と設定されています。

こういう光景を見ていると、私としてはどうしても2000年代半ばのBRICsブームを思い出してしまいます。

BRICsとはブラジル、ロシア、インド、中国の4カ国を指しているんですが、当時もこれらの国々へ投資する新興国株ブームが巻き起こってました。

しかしその後は新興国株が冴えない値動きになってしまったことを考えると、やはりブームの最中に投資するのは危険なのかなと感じています。

特に今のインド株はお世辞にも割安な状態とは言えません。金利の低下とドル安は短期的には新興国に有利に働きますが、リスクオフ局面ではハイリスクで割高な投資対象は大きく売り込まれやすいことは忘れてはいけないと私ローンウルフは考えています。

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