3Mを一旦売却することにしました
お疲れ様です、ローンウルフです。
私が保有しているアメリカの個別銘柄の1つに、3Mがあります。この3Mについてはヘルスケア部門がスピンオフし、ソルベンタムという会社に4月1日付で分社化することが決まりました。
そして3月18日が終わった時点で、3M4株につきソルベンタム1株を受け取る権利が3Mの株主に与えられます。
3Mのスピンオフに伴って3Mを売却するかどうか非常に迷いましたが、私はスピンオフが起きる前に一旦3Mの株式を全て売却し、スピンオフが終わったらソルベンタムと一緒に買い戻すことにしました。
3Mを買い戻す理由
3Mを一旦売却する理由についてですが、保有を続けるとソルベンタムの株式を受け取ることになるわけですが、この場合に私が利用しているSBI証券では3Mとソルベンタムが特定口座ではなく一般口座に移されることになります。
一般口座になると配当金や源泉徴収された税について自分で集計しなくてはならず、確定申告の際に少し面倒になります。
そしてこちらの方が理由としては大きいのですが、交付されるソルベンタムの株式についてはどうやら配当所得とみなされるようです。
株式が交付されるだけなのにそれが所得としてみなされ、また私の保有金額から推測すると日本円にして4万円ほどの税が発生してしまいます。
しかし一旦売却してその後買い戻すことにすれば、今現在私の3Mは大幅な含み損なので(汗)当然税金は発生せず、それどころか配当所得と損益通算することによって税金を減らすことも出来るのです。
そうであれば3Mについては、一旦売却して買い戻す方が税の観点からは得であると判断しました。
3Mと共に生きる
3Mを売却したあと、3Mを買い戻さずに別の銘柄を買おうかどうかというのも非常に迷いました。
特に先日記事にした公益セクターETFであるXLUを代わりに購入しようかどうかすごく迷いました。
しかし現在の3Mは成長率こそ低いもののバリュエーションもとても低いです。
そしてスピンオフによってコングロマリットディスカウントが多少なりとも解消すること、またヘルスケア部門が耳栓訴訟やPFASの訴訟リスクから分離されることを考えれば、今後のバリュエーションの向上も見込まれるのではと考えたのです。
そのため、私は3Mを買い戻すという決断をすることにしました。今後も3Mには私の米国株ポートフォリオの一角を担ってもらおうと私ローンウルフは考えています。