保守的な投資先を好む私でもハイテク系の銘柄への投資自体は否定しない
お疲れ様です、ローンウルフです。
私はアメリカ株投資においてはリセッション期に強いディフェンシブ系の銘柄を中心に投資しており、ブログ内でもそうした保守的な投資スタイルを推奨しています。
さらに幾度ものリセッションを乗り越えて時の試練に打ち勝った、オールドエコノミー系の銘柄にも好んで投資しています。
そのため、リセッション期に弱いハイテク系の銘柄へ投資すること自体を否定していると勘違いをしてしまう人もいるかと思います。
しかし私の主張としては、ハイテク系の銘柄へ投資すること自体を否定しているわけではありません。
ハイテク系の銘柄を買うのは株価大幅下落時のみで良い
実際私の米国株ポートフォリオでも情報技術セクターが多くのウェイトを占めている、ナスダック100に連動するETFであるQQQを保有しています。
そして今年に入ってから年初来でおよそ3割下落しているQQQですが、私は未だにドルベースで60%近い含み益があります。
なぜ年初来で3割下落している中でこれだけの含み益があるのか?というと、QQQをコロナショックで暴落した2020年3月にしか買っていないからです。
私は元々暴落時に買うのは、ディフェンシブ銘柄よりも景気敏感銘柄のほうが適しているということを主張してきました。
そしてそれを実際に実行した結果、年初来で3割下落している中で未だに大きな含み益を確保できているわけです。
私は別にいわゆるハイテク系の銘柄の購入自体を否定しているわけではなく、
「テクノロジーの発展は約束されている、だからハイテク系の銘柄は有望だ!」
「テクノロジーの発展を否定する人は一生紙の文書を使うのと同じ」
「ハイテクは生活必需品だ!」
というような強気な意見であふれ、下方へのリスクを軽視してレバレッジを用いた金融商品に手を出す人が急増したようなタイミングで買うべきではない、ということを主張しているだけです。
このような多くの人が購入したがる流行りの銘柄群は、ハイテクは生活必需品!と主張していた人が株価の暴落に恐れをなして狼狽売りするような局面で買うだけで十分なのです。
周りと違う決断をする勇気
とはいえ、周りが熱気に浮かれていて実際にリターンもついてきている中でそうした投資対象から距離を置き、反対にハイテク系の銘柄に強気一辺倒だった人が保有銘柄を投げ売りするほどの弱気相場の中で買いの決断をするのは勇気が必要です。
しかし周りと同じ行動をしていては優位性を得られません。時には周りと違う決断をする必要があるのです。
市場の熱狂から距離を置くためには、過去の歴史から教訓を学ぶことが大切だと私は考えています。
例えばバートン・マルキールの「ウォール街のランダム・ウォーカー」のような著書を読むと、バブルの醸成と崩壊の歴史を学ぶことが出来ます。
見るべきは過去のバックテストの結果などよりも、歴史的名著から得られる過去の歴史における人間心理ではないかと私ローンウルフは考えています。