急落相場に強い!プットオプション買いによるヘッジ戦略

2018年7月22日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

みなさんはオプション取引をご存知でしょうか?ちょっと複雑な取引ではありますが、使い方次第で強力な武器にも防具にもなります。私は主に現物株の下落時のリスクヘッジに使っていますが、今回の急落相場ではその特性をいかんなく発揮しました。まずは論より証拠、下の画像をご覧ください。

どうでしょう、31円で買ったプットオプションが、わずか11日で710円と仮想通貨もビックリの約23倍の大暴騰を見せました。このプットオプションを買っていたおかげで、私は先週の急落相場での現物株の損失のかなりの部分をおぎなえることが出来ました。

そもそもオプション取引って何?

そもそもオプション取引とはいったいどういった取引なのでしょうか?日本取引所グループの定義によると、

 1.将来の予め定められた期日に
 2.特定の商品(原資産)を
 3.現時点で取り決めた価格で売買する「権利」

を取引するものとしています。上記について、簡単ではありますが個別に説明していきます。

1についてですが、日経平均225オプションにおいては毎月第2週の金曜日が定められた期日として設定されています。通常4年ぐらい先までオプション期日が設定されています。2については日経平均225オプションの場合は当然日経平均株価が対象となります。

3についての説明が一番難しい所です。ちなみにオプションには2種類あります。それは買う権利(コール)と売る権利(プット)です。オプション取引においてはこの権利の価格のことをオプション価格(プレミアム)と呼びますが、この権利自体が売買の対象となります。3について以下に説明していきます。

プットオプションとは何か

オプションのうちプットオプションについて説明すると、わかりやすくいえば株価下落時における保険のようなものです。オプションは市場で自由に売買され、価格も市場の値付けにより決定します。今回株価が急落したことにより、その保険の価格が一気に跳ね上がりました。

今回の下落相場は一部でVIXショックとも呼ばれておりますが、こうしたVIX指数の急騰とは、この保険価格ともいうべきオプション価格の急騰を指しているのです。ちなみに実際の売買画面はこんな感じです。株取引の板情報とかなり似てますよね。

オプションの買い手側は、特定の値段で売買する権利を保有することになります。反対にオプションの売り手側は特定の値段で売買する義務が発生します。

具体例で説明しますと、今回の私の取引の場合、1月29日に日経平均株価を3月第2週の金曜日に21125円で売る権利を31円で買いました。実際の取引単位はこの1000倍なので、31000円を支払ってプットオプションを購入しました。参考のため再掲します。

極端な例え話ですが、3月第2週の金曜日に株価が11125円まで下落したとします。私はオプション価格を支払って3月第2週の金曜日に21125円で日経平均株価を売る権利を買っているので、市場から11125円で日経平均株価を買ったことにし、オプションの売り手に21125円で買いとってもらうことになります(ただしあくまで「権利」なので、権利を行使しないこともできる)。実際の取引価格は1000倍ですから、10000円の1000倍の10,000,000円から、私が支払ったオプション価格を引いた9,969,000円の利益を得ることが出来ます(手数料は無視)。

反対にオプションの売り手は10,000,000円から私から受け取ったオプション価格31000円を引いた9,969,000円の損失を負うことになります。

ただし取引の最終日までオプションを保有するのはまれです。通常は期日が来る前に反対売買し、その価格の差益で利益や損失を確定させるのです。実際私も今回の取引では3月第2週を待たず、2月9日にプットオプションを売却しました。

今回のような急落相場が起きたとき、この保険料とでもいうべきプットオプションの価格は一気に跳ね上がり、急落相場時の損失のクッションとなりうるのです。ただし注意していただきたいのは、今回のようにプットオプションが跳ね上がる局面が訪れるのはかなりまれです。多くのケースで買値よりも低い価格でプットオプションを手放すことになります。

オプション取引で絶対に守らなければならないこと

そしてオプション取引をやるうえでこれだけは守っていただきたいのは、プットオプションの売り手側には回らないということです。もし売り手側に回るとしても絶対にヘッジ取引を併用してください。

私は今回の急落相場でプットオプションから多大な利益を得ることが出来ましたが、オプション取引の売り手側は同じ金額の損失を出しているのです。場合によっては本当に自己破産するぐらいの損失があるかもしれないので絶対にヘッジなしのプットオプション売り(裸売りと言います)はしないでくださいね。

非常に簡単に短くオプション取引について説明しましたが、果たして伝わりましたでしょうか?正直伝わってる自信はありませんが(汗)、雰囲気だけでもつかんでいただけたのであれば幸いです。

今回プットオプションしか説明しませんでしたし、オプション取引で最も大切な時間価値の逓減すら説明していません。詳しく知りたい方はオプション取引の専門書を購入して勉強することをお勧めします。また、基本的なことであればご質問いただければ回答できます。また、参考までに私のプットオプション買い戦略の実践結果も記事にしているのでよかったら見てください。

今回の情報がみなさんの取引に少しでも役立てるよう願っています。

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