投資成績をたかだか数年で判断してしまう人がいるからこそ高配当株投資は成功する

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

米国株投資を行っている人の中には、たかだか数年で投資のパフォーマンスを判断してしまう残念な人たちがいます。

私が毎日見ているブログ、Grow Rich Slowlyの「Hiroの残念過ぎる投資利回りがマネー誌に晒される・・(>_<)」という記事で、Hiroさんの2018年の投資成績がマイナスであることに対して、このようなコメントがされていました。

長期投資だからと言いますが、今年に入ってだけじゃなく、数年レベルでは市場平均に買ってるんですか??
一部抜粋。ちなみに最後の「買って」という部分は原文ママです。

高配当戦略を取っていない、ポジショントークではない自分だからこそ言えると思いますが、たかだか数年で高配当戦略の優劣を決めるのは時期尚早だと思います。

結果が出るまで時間のかかる高配当株の再投資戦略

高配当株の配当再投資戦略は、配当金を再投資に回すことにより複利の力を活用して地道に資産の増大を図っていく投資法です。たかだか数年で結果を判断するのはあまりに時期尚早です。

高配当投資は年月が経てばたつほど投資リターンに占める配当の割合が高まっていきます。シーゲル教授の「株式投資の未来」によると、アメリカ株の1871年から2003年にかけての累積リターンの97%は配当再投資によるものでした。

またIBMとスタンダード・オイルの1950年から2003年にかけてのリターンは、IBMの株価上昇率はスタンダード・オイルを年率にして2.64%上回っていましたが、配当再投資のリターンを加えた場合にはスタンダード・オイルのリターンがIBMを0.59%上回りました。

我々はさすがに130年も長生きはできないのでそのままの数字を用いることはできませんが、30年40年という現実的な年数で見てもリターンに占める配当の割合は結構なものになると思います。

もちろん株価の動きを無視しろとまではいいません。株価の下落は将来の減配を示唆する可能性もあるからです。しかしリーマンショック時も減配しなかったディフェンシブ銘柄であれば、数年の短期的な株価の値動きには神経質にならなくても構わないと思います。

高配当戦略を取っている人は数年で結果を求める人に感謝しよう

でも彼のように数年で結果を求める人がいるからこそ、高配当株投資の優位性が出てくるのだと思います。みんながみんな「高配当株投資は儲かる!」といって同じことを始めてしまったら、その銘柄は割高になってパフォーマンスが落ちてしまいますからね。高配当戦略を取っている方はむしろこのコメントを書いている方に感謝をしなくてはいけないかもしれません。

Hiroさんのブログにケインズの「遠い将来の利益に対する割引率は高利」という言葉がよく引用されていますが、コメントを書いた彼のような短期的な結果を求める人々の存在が、割引率を高くしているのだと実感しました。

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