日本の小型株の流動性に対する考え方について
お疲れ様です、ローンウルフです。
つい昨日、私がツイッターでフォローをしていてこのブログでも何度か登場しているおせちーずさんが、金融系のネットメディアに取り上げられている記事を見かけました。
上記の記事の中でおせちーずさんは中型株・小型株について、流動性が低いため保有をしないとの記述がありました。
流動性が低いことの何が問題かというと、出来高が少ないと売りたい時に売ることが出来ず、思いもしなかった安値で株を売らなくてはいけないという事が起こり得るのです。
特にパニック売りが生じた局面では買い手がほとんどいなくなってしまうため、会社の本業とは直接関係が無い中小型株特有のリスクが生じうるのです。
私が考える日本の小型株の流動性について
私自身は日本の小型株に投資をしており、流動性についても当然考慮した上で投資しているところです。自分も板がスカスカで日によっては売買が成立しないような銘柄には投資しないようにしています。
ただ流動性をどれぐらい気にするかについては、その人の投資金額によっても変わってくると思います。
私のように1つの銘柄に対しての投資金額が100万円未満の人は、そこまで流動性を気にしなくてもいいのかなと思っています。自らの売りで値を下げてしまような可能性が少ないからです。
それが投資金額が数百万円規模になってくると、時価総額が100億円以下の小型株の場合、数百万円の売りをぶつけると自らの売りによって株価の急落を招くという事が起こり得ると思います。
上記の話をまとめると、その銘柄に出来高が毎日それなりにあり、投資金額も百万円未満であれば、小型株と言えどもそこまで流動性を気にしなくてもいいのではないかというのが自分の考えです。
流動性の問題から小型株は割安に放置されやすい
この小型株特有の売りたくても売れない局面が生じうるという理由により、小型株については割安に放置されることが多いです。流動性を気にする大口の投資家からの買いを望めないからです。
そのため財務状況が良好だったり成長性があっても、流動性を理由として割安に放置されるという事が起こり得ます。それは資金規模の小さい個人投資家にとっては優良株を購入できるチャンスとなります。
大口の投資家が手を出せないような銘柄にまで手を伸ばせるのは、小規模な資金しか有していない個人投資家の利点です。最低限の流動性を考慮しつつも、小型株からお宝を探し出してみても良いのではないかと私ローンウルフは考えています。