新興国株ETF「SPEM」を配当再投資にて購入しました

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

私は昨年の2月まで3か月おきに新興国株ETFのSPEMを定期購入していましたが、現在は新興国株ETFの定期購入を中止しています(代わりに定期購入していたイギリス株も一旦購入を停止しています)。

しかしSPEMについてはあくまで定期購入を中止しているだけで保有は続けており、またSPEMから年2回(6月、12月)支払われる配当金で再投資をすることとしています。

そして日本時間9月7日、配当再投資によってSPEMを購入しました。

 

今回の記事では購入のご報告と同時に、これまでと同様SPEMの保有状況及び他国と比べたリターンやCAPEレシオ等について記事にしたいと思います。

新興国株ETF「SPEM」の保有状況やリターン比較

まずはCAPEレシオから確認したいと思います。CAPEレシオとは株価をインフレ調整後の1株当たり利益の10年間の平均で割って算出する指数のことです。

アメリカのCAPEレシオについては「multpl.com」を、新興国と日本のCAPEレシオについては「Research Affiliates」を利用して調べています。

数値は新興国株と日本は8月末時点の、アメリカについては9月10日時点のものです。それではご覧ください!

・新興国株 13.7倍

・アメリカ 30.64倍

・日本 21.1倍

3か月前と比べて新興国株のCAPEレシオは13.5倍から13.7倍へと増加、アメリカのCAPEレシオは30.09倍から30.64倍へと増加、日本のCAPEレシオは19.8倍から21.1倍へと増加しました。

続いてSPEMと他の新興国株ETF、およびS&P500との価格推移の比較です。比較対象は以下の3つです。

・DEM(ウィズダムツリー エマージング・マーケッツ・エクイティ・インカム・ファンド)

DGS(ウィズダムツリー 新興国小型株配当ファンド)

・S&P500

上2つはスマートベータ型のETFでDEMは高配当株、DGSは小型株の高配当株に投資している新興国株のETFです。

リターンの比較は配当再投資を含めた形で比較できるPortfolio Visualizerを利用しています。比較期間は私がSPEMの購入を開始した2020年3月から2023年8月までです。それではご覧ください!

緑がS&P500、青がSPEM、オレンジがDEM、赤がDGSです。S&P500が引き続き新興国株ETFのリターンを上回っています。

新興国株においては引き続き時価総額加重平均に基づいてポートフォリオが組まれているSPEMが一番低いリターンとなっており、高配当株の方が優れたリターンを出しています。

続いてこれらの具体的な年率リターンやシャープレシオ等が載った一覧を掲載します。

 

なお9月10日時点のSPEMの保有状況はこのようになっています。

 

続いてSPEMの構成銘柄のうちの上位5社と構成比率は以下の通りです。

これまで5位だった美団は6位に転落。またリライアンス・インダストリーズも前回の4位から5位へと1つ順位を下げました。代わりに4位に入ったのがHDFC銀行というインドの商業銀行です。

最後にSPEMの投資先の国別組入比率のトップ10について載せていきますのでご覧ください(情報元はステートストリートのHPより)。

目にすることの多くなったインド株投資

新興国への投資について、最近はよくインド株投資について見かける機会が増えました。新興国の時価総額においても2番目のウエイトを占めており、その存在感は大きいです。

インドの代表的な株価指数であるインドSENSEXも10年で3倍以上に値上がりしており、これまでのリターンとしては申し分ないです。

 

ただ注意しなければならないのは、インド株についてはお世辞にも割安な状態ではないという事です。

インド株のCAPEレシオについて、8月末時点で29.0倍と他の新興国と比較してかなり割高な数字となっています。

CAPEレシオは30倍以上になると今後10年のリターンがかなり落ちると言われていて、インド株はその水準にかなり近い状態です。

また経験則からも、過去のリターンに引き付けられた投資家がこぞってその投資先に投資したいと思うような投資対象は、往々にしてそう遠くない日に価格がピークアウトします。

ただでさえリスクの高い新興国への投資ですから、投資の際はより慎重に判断するべきではないかと私ローンウルフは考えています。

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