自分の投資哲学を形づけた2つの言葉

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

私が投資を始めてから早いものでもう18年になるんですが、その間に色々な情報源に触れてきました。

その中には全然使い物にならない情報もあれば、私の投資哲学の根幹をなすような有益な情報もありました。

そうした私にとって有益な言葉のうち、10年以上経った今でも頭から離れずに行動原理の一部として染み付いているものもあります。

そこで今回の記事では、10年以上前に聞いたにもかかわらず今でも心に残っている2つの言葉について紹介したいと思います。

自分の投資哲学を形づけた2つの言葉

まず1つ目の言葉はこの言葉です。


「君のアイデアが笑われたら、それは成功へのサインだ!」


これはジョージ・ソロスと共にクォンタムファンドを結成したことで知られる、著名投資家のジム・ロジャーズの言葉です。

投資で成功を収めたいのであれば、人と違った主張や思考を持たなければなりません。ですから実は自分の投資アイデアが周りから賛同を得るよりも、嘲笑や嘲りを受けたほうが好ましいのです。

市場というものは多数派の意見そのものなわけですから、

「ハイテク企業が生み出すサービスや製品はあらゆる場面で用いられており、もはや生活必需品だ。ハイテク企業の未来は明るい!」

といった多くの人が賛同するような、ごくありふれた意見に基づいて投資するのは避けたほうがいいのです。

ちなみにジム・ロジャーズは今でこそトンデモ論を展開する外国人投資家として嘲笑の対象にされてしまうことがありますが、基本的に彼は逆張りだったり他の人が考えないようなことを発言することが多く、自分の考え方とは違った刺激を受けたりすることが出来るので無視は出来ないのかなと思っています。

続いて2つ目の言葉はこちらです。


「スタバ売りマック買い」


これはリーマンショックが起きてから1年後ぐらいに聞いた言葉で、当時ウォール街で流行っていた言葉であるということをニュース番組で知りました。

当時は株価の暴落真っ最中にあったわけですが、スターバックスとマクドナルドは同じ一般消費財のセクターでありながらも、マクドナルドはスターバックスほどには下げていませんでした。

この2つは同じセクター内でありながらも、人々が不況期の中で節約のためにスターバックスのコーヒーへの出費を削る一方で、マクドナルドのハンバーガーへの消費を止めませんでした。そして逆風の中マクドナルドは増益を達成するのでした。

この差を見て投資家はスターバックスを売り込む一方で、マクドナルドはスターバックスほど大きく下げずに済みました。人は不安定で先が見えない時はより確実なものを求めるのです。

こうした不況期におけるディフェンシブ銘柄の強さをリアルタイムで目の当たりにしたことが、その後の投資哲学に大きな影響を与えました。

2つの言葉から得た教訓

これら2つの言葉から私は以下の2つのことについて学びました。

・投資先に対する周りからの評価は、高評価よりも嘲笑を受けたり馬鹿にされたりして理解されない方が望ましい

・不況期においては生活に直接必要のないぜいたく品への出費は削る一方で、生活に欠かせないものは消費し続ける。そして不安定な時期に人はより確実なものを求める

これら2つの学びが私の投資哲学の形成に大いに役立ちました。そして現在行っている米国株投資において、ディフェンシブ銘柄を主力投資先とすることに繋がっているのです。

上昇相場時に私の米国株ポートフォリオの成績は冴えず嘲笑の対象になりましたが、むしろそれは他人が嫌う投資行動を自分が取っていると思って成功のサインになると捉えています。これからもこの2つの言葉は私の投資哲学の中で生き続けていくことでしょう。

流行りの投資先を追いかけるよりも、投資哲学になり得るような知識を得ることを優先させた方が投資家に良い影響を与えるのではないかと私ローンウルフは考えています。

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