パウエル議長がトランプ大統領に対してついにキレた
お疲れ様です、ローンウルフです。
大統領就任以来、強権を振りかざしているトランプ大統領。その対象はFRB議長であるパウエル氏にも何度となく矛先が向かっています。
インフレを懸念してなかなか追加利下げをしようとしないパウエル議長を「Mr.too late」などと呼んで批判。大幅な利下げを迫って早期辞任を示唆するなどパウエル議長への圧力はとどまることを知りません。
幾度にもわたるトランプ大統領の利下げ圧力にパウエル議長がついにキレたのか、パウエル議長は静かに反論しました。
トランプが関税をかけていなかったらとっくに利下げ出来ていた
パウエル議長は欧州中央銀行フォーラムで、記者から関税政策と利下げについてこのような質問を受けました。
「FRBは関税が無ければ、現時点でさらに利下げをしていたか?」
この質問に対し、パウエル議長はこのように回答しました。
「そうだと思います。関税の規模を見て我々は事実上、政策金利を据え置きました」
元々は早い段階で利下げを開始しようとしていたのに、トランプ大統領の関税政策のせいでそれが出来なくなってしまったとの見解をパウエル議長は公にしたのです。
なかなか下がらないインフレ率
トランプ氏からの利下げ圧力に対して反応してこなかったパウエル議長ですが、トランプ大統領による再三の利下げ圧力についに堪忍袋の緒が切れたのでしょう。
利下げしろしろ言ってくるけど、そもそも利下げできないのはお前のせいだぞ!と言わんばかりの回答ですからね。
ただこうした見解の表明は、トランプ大統領によるさらなる圧力に繋がりそうです。
それでもインフレ率は下げ止まっているのが現状で、コアPCEは4月の2.5%から5月は2.7%へと上昇。またFedウォッチによれば6・7月のコアPCEも2.7%に留まるとの予想がされています。これはCPIにおいても同様の傾向となっています。
関税政策の影響が出てくるのはむしろこれからが本番ですから、今後もそう簡単に大幅な利下げは出来ないでしょう。
雇用環境も徐々に悪化し始めて難しいかじ取りが迫られるパウエル議長ですが、今後もトランプ大統領の圧力に負けずにあくまで経済指標によって政策金利の判断を行って欲しいと私ローンウルフは考えています。












