「総悲観は買い」と思うなら総楽観時に買うな
お疲れ様です、ローンウルフです。
相場が軟調な展開を迎えるとよく見かけるようになるのが「総悲観は買い」という言葉です。
これは誰もが相場の先行きに対して暗い見通しをたてている時ほど、株の買い時としては良いタイミングであるということを表しています。
確かに相場で大きく成功したいのであれば、大勢が考えていることと反対の行動を取ることが投資家には求められると思います。
しかしもし本当にあなたが「総悲観は買い」と思っているのであれば、「総楽観時に買い」を入れるのも止めた方が良いと思います。
市場の熱狂には付き合うな
先ほどもお話した通り、総悲観は買いという考えは大勢と違う行動を取ることによって自らの優位性を確保するという考え方なわけですから、その反対の皆が相場の先行きに対して極めて楽観的な局面では買いを入れないほうがいいと思います。
面白いもので、相場が大きく下落した時には総悲観は買いという言葉をよく見かけるのですが、相場が大きく上昇して過熱感がある時には皆が楽観的な時には買うな、もしくは売るべきだといった意見をほとんど見かけません。同じく多数派と同様の行動をとるのは避けようという趣旨であるのにもかかわらず、です。
結局上昇相場でも買い続けて下落相場でも「総悲観は買い」と言って買いを入れる人は、どちらの相場においても自らの買いを正当化したいだけなのではないかと思います。
「総悲観は買い」という言葉すら聞こえなくなった時が買い時
色々と見ている限り、総悲観は買いと言えるうちはまだ投資家側にも精神的な余裕がある状態なんだと思います。
本当に相場が極度の悲観的な場面になると、総悲観は買いという言葉すら出てこなくなります。
ですから私としては、そうした「総悲観は買い」という言葉すら出てこなくなった局面が、本当の買い場になってくるのではないかと私ローンウルフは考えています。