時代の最先端を追わなくても高いリターンは出せる

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お疲れ様です、ローンウルフです。

前回の記事で私は、マクドナルドのハンバーガーの価格上昇率がインフレ率を上回っており、マクドナルドはインフレへの適応力が高いという事についてお話しました。

 

この記事で取り上げたデータはマクドナルドのハンバーガーだけではなく他の物品についての価格上昇率も載っているのですが、その中で気になったのがハーシーのチョコ・バーです。

ザ・ハーシー・カンパニーはアメリカで最大手のチョコレート製造会社で、日本においてもドラクエのスライムのような形のチョコを見たことがある人は多いかと思います。

ハーシーのチョコ・バーの年平均の価格上昇率は5.2%と、ハンバーガーの価格上昇率4.9%を上回っています(消費者物価指数は3.8%)。

ザ・ハーシー・カンパニーとS&P500のリターン比較

販売している商品の価格上昇率がインフレ率を上回っているのであれば、業績も好調で株式のリターンも高いはずです。

実際のザ・ハーシー・カンパニーの株価推移はどうなっているのか?S&P500と比較した上で確認してみましょう。

比較にはPORTFOLIO VISUALIZERのサイトを利用し、対象期間は1985年から2023年10月末までの38年間です(双方とも配当は再投資しています)。それではご覧ください!

 

ザ・ハーシー・カンパニーの年平均リターンは13.1%と、S&P500のリターン10.66%と比べておよそ2.5%ほど上回っています。

2.5%という差は小さく見えるかもしれませんが、1万ドルをザ・ハーシー・カンパニーに投資すれば約112万ドルになったのに対し、S&P500は約48万6千ドルと最終的な資産額には2.3倍もの差が生じており、38年という長い投資期間においては甚大な影響が生じることが見て取れると思います。

単純な業態の企業でも高いリターンは出せる

ただ単にチョコレートを作って売るだけ(改良や新製品を出してはいるでしょうけど)の単純な業態にある企業を買い持ちするだけでこれだけの高いリターンをあげられるわけです。

時代の最先端をいく投資先で高いリターンを追い求める人は多いですが、ハーシーのようなインフレを商品価格に転嫁できるブランド力を持った企業に投資をしていれば、時代の最先端を行く企業をわざわざ追いかけ回す必要はないということがわかると思います。

確かに時代の先を行く企業の中には、先々の市場を支配して非常に高いリターンを上げることの出来る企業が出てきます。

しかしその競争過程でいくつもの脱落する企業が出てしまうことを考えれば、ハーシーのようにすでに消費者の心を掴むブランド力を持った企業の株式を長期保有し、安定した高いリターンを享受した方がいいのではないかと私ローンウルフは考えています。

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