相場の潮目は変わった?セクターETFの価格推移にて探る
お疲れ様です、ローンウルフです。
2020年は2019年の好調な相場そのまま続くかと思われましたが、2月後半に入って一転コロナウイルスの影響を受けて相場全体が大きく下落しました。
そんな中で、セクター間の資金推移に変動はあったのでしょうか?先月に引き続きバンガードのセクターETFの価格推移を利用して探っていきたいと思っています。
コロナウイルスの影響を受けてからのセクター間の価格推移はどうなった?
まずは今回も昨年のセクターごとの騰落率から載せたいと思います。
ご覧の通り、2019年は情報技術一人勝ちとなっていました。それでは2020年に入ってからのセクターごとの年初来からの騰落率はどうなっているでしょうか?ご覧ください。
1月に続き、公益が騰落率1位となりました!2位も変わらずで情報技術です。公益という最もディフェンシブ要素が強いセクターの騰落率が1位というのは、徐々に風向きが変わっているように思えます。
他に特徴的なのは前回1月の時にS&P500(VOO)の騰落率を下回っていたヘルスケアが今回S&P500を上回ってきたことでしょうか?リスクオフの流れが鮮明になる中で、いわゆるディフェンシブセクターと言われる銘柄が買われたことを示唆しているかもしれません。
そして全てのセクターがマイナスになるというのは、今回の下げが強烈だったかを物語っていますね。
ちなみに騰落率最下位は先月に引き続きエネルギーです。わずか2か月で25.6%の下落はかなり厳しいものがありますね…ここまで売りこまれると逆に手を伸ばしたくなってきますね。買わないけど(笑)
以上2020年に入ってからのセクターの資金推移をセクターETFの騰落率から探ってみました。
こうやってセクターETFの値動きを眺めていると、色々な発見ができて面白いものですね。しばらくはシリーズ化して記事にしていこうと私ローンウルフは考えています。