私が投資先のアメリカが覇権を失うことをあまり恐れていない理由

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

アメリカの株式に投資している人の不安の1つに、「これからもアメリカが現在のような覇権国としての立場を維持できるのか」というものがあると思います。

またドルがこれからも基軸通貨としての立場を維持できるかどうかは、投資リターンにも少なからず影響を与えてくることになると思います。

これからのアメリカの行先に不安を覚えている人は、ETFであればVTIのようなアメリカのみを投資先としたものではなく、VTのような他の先進国も組み込んだETFを選択しているのだろうと思います。

そうした考えに基づく判断は私は間違っては無いと思いますし、私自身海外株投資をアメリカに絞っていることに対しての不安が全くないかと問われればないとは言い切れません。

それでも私はアメリカ株に投資するうえで、アメリカが覇権国としての立場を失うことについてはそこまで不安には思っていません。

20世紀の間に覇権国としての立場を失ったイギリスの株式の投資成績はそれなりに良かった

20世紀の時代、覇権国としての立場を保持していたのはアメリカではなくイギリスでした。海外に莫大な植民地をかかえ、ポンドが基軸通貨としての地位を確立していました。

しかし第1次世界大戦、第2次世界大戦を経てその立場は徐々にアメリカに奪われ、基軸通貨もポンドからドルへとその座を奪われてしまいました。イギリスの国際的な立場は20世紀の100年間において凋落していったのです。

そんな覇権国としての立場を失ったイギリスにおいて、20世紀中の株式投資のリターンはどれぐらい確保できたのでしょうか?

 

上記の画像は、ジェレミー・シーゲル教授の「株式投資の未来」に載っている、1900年から2003年における、16か国の株式と長期国債、短期国債の平均実質リターンの一覧です。

イギリス株の実質リターンは年平均5%台前半と、アメリカの6%台半ばと比べると確かに見劣りします。1%強の投資リターンの差というのは、100年間という長い時間を考えると大きなリターンの差を生むことになるであることはもちろんわかっています。ですが絶望的にヒドい数字とまでは言えないのではないでしょうか?

未来は不確実が故にリターンが産まれる

もちろん過去のイギリスのように覇権国としての立場を失いながらもそれなりの投資リターンを得られるという保証はありませんが、未来が不確実がゆえにリターンが産まれるという見方も出来ます。

イギリスのこうした事例は、投資先としてのアメリカという国への不安要素を取り除く1つの材料になるのではないかと私ローンウルフは考えています。

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