米国債7-10年ETF(為替ヘッジあり)を信用取引で購入しました
お疲れ様です、ローンウルフです。
私は今年の2月より東証に上場しているETFを通じて米国債への投資を開始し(先進国債は昨年の12月から)、その後数度にわたって買い増しを行ってきました。
そして5月1日が直近の購入日であり、もしかしたらこれが最後の米国債買いになるかもしれないということをお話しました。
しかしこの度さらに米国債を買い増ししました。今回も東証に上場しているETF経由で米国債を購入する形となっています。今回購入したのは「iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETF(為替ヘッジあり)」です。
購入金額は約75万円分です。なおこのETFはauカブコム証券においてフリーETFという手数料無料のETFに指定されているので、売買手数料は無料です。ただし一般信用取引で購入しているので買方金利は発生します。
今回の記事では、米国債7~10年ETF(為替ヘッジあり)を購入した理由についてお話したいと思います。
米国債7-10年ETF(為替ヘッジあり)を購入した理由
今回再び米国債ETFを買い増した理由についてですが、そもそも前回最後の買い増しになるかもしれないとした理由について、テールリスクを挙げました。
そのテールリスクの1つに債務上限問題があったわけですが、無事上限の引き上げについて議会の承認が得られたためその問題も解決し、懸念していたリスクの1つが無くなりました。
また買い増しをするなら前回買い増し時よりもさらに金利が上がった時に買うかもしれないとしていましたが、5月1日に3.5%台だった米10年債利回りは現在3.7%台と上昇しています。当時よりも金利が上がったため、再びの買い増しに動きました。
また米国債を買う上でとても重要なインフレ率についてですが、インフレ率は順調に低下しています。
上記グラフは前年比のCPI(消費者物価指数)の推移ですが、一時期9%台に突入していたCPIは4月にはついに5%を割り込むにまで至りました。
この記事を投稿した数時間後に発表される5月のCPIについては、4.1%にまで落ち込むことが予想されておりさらなるCPIの下落が見込まれています。
ただ食品とエネルギーを除いたコアCPIは底堅く、ここ数か月は横ばいの状況が続いています。
コアCPIの上昇率がなかなか落ち着かないことから金利も高止まりしている状況が続いていますが、5月には5.3%、6月には5.1%と緩やかに低下していく事が予想されています。
1年後のことを考えれば今よりもコアCPIの上昇率が落ち着いているであろうこと、またここからさらに金利が上がったとしても限界があるのではとの考えがあり、このタイミングで再び米国債を買い増しに動くのも悪くはないと思い、買い増しに踏み切りました。
急増する倒産件数
今、アメリカで企業の倒産が急増しています。5月のアメリカの企業倒産の件数は前年同月比で31%の増加、前月比でも27%の増加と急増しています。
アメリカは昨年の3月から急ピッチに利上げを進めてきましたが、その引き締め効果がここにきて表面化してきているようです。
今年の3月に起きた銀行危機以降、銀行は企業に対する貸し出しを厳格化しておりさらなる資金ショートが見込まれます。
いつどのタイミングでどの企業や金融機関が破綻するかはわかりませんが、金利が高止まりしている以上、時間が経てば経つほどそうした危機的状況が起きる可能性が高まっていくと思います。
その日が来るまで、米国債を買い持ちしながらひたすら待っていようと私ローンウルフは考えています。