アメリカの生活必需品株の過熱度を探る

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お疲れ様です、ローンウルフです。

以前の記事で私は、「アメリカの生活必需品株は割高な水準にあるため、リセッションに入った時にこれまでのような下落耐性を発揮できない」との話を受けて、実際に割高な水準にあるのか調べてみました。

 

この記事を書いたのが4か月半ほど前ですが、2023年の決算が出そろって2024年の業績予想が出る中で、現在の生活必需品株の過熱度を再度測ってみたいと思い、調べてみました。

アメリカの生活必需品株の過熱度(2024年版)

まずそもそもの生活必需品の対象銘柄について、私が保有している生活必需品セクターETFであるVDCの構成銘柄TOP10を調べたいと思います。

調べるにあたっては予想PERと共に、今期の1株当たり純利益の予想成長率も併せて載せたいと思います。

また割高かどうかを調べるにあたり、予想PERと1株当たり純利益の予想成長率についてはseeking alphaの数字をそれぞれ採用しています。いずれも2024年2月25日現在の数値です。

それではご覧ください!

あまり割安とは言えなくなってきた生活必需品株

現在のS&P500の予想PERは21.25倍ですが、生活必需品株TOP10のうちS&P500の予想PERを超える銘柄数は5銘柄となっています。

PERをみる際にはEPSの成長率を合わせて見る必要があるわけですが、それを加味しても割高な銘柄が多くなってきたなと感じています。

特にコストコはいくら今後3年間のEPS成長率が10%前後を見込まれているとはいえ、かなり過熱しているなと感じます。

なお前回割高度を調べた時は昨年10月の初め頃だったのですが、その時は10年債利回りが5%に迫り、

「わざわざリスクのある生活必需品株を買わなくても5%弱の利回りが得られるなら米国債を買えばいいのでは?」

との背景から生活必需品株が大きく売られて株価は急落。ですが急落したことにより割高さは薄れ、概ね適正な価格まで落ち着いていました。

しかしその時が底となって生活必需品株の株価は上昇。それによって出遅れは取り戻せたものの株式としてはちょっと買いづらい水準となり、生活必需品推しの自分から見ても現在は適正な価格よりも割高であると感じています。

それでも割高だからといって売却するようなことはせず、変わらず保有を継続していこうと私ローンウルフは考えています。

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