アメリカのヘルスケア銘柄の過熱度を探る
お疲れ様です、ローンウルフです。
前回の記事で私は、ディフェンシブセクターの一角である生活必需品株について、割高度を調べて記事にしました。
今回の記事では同じディフェンシブセクターであり、私の米国株ポートフォリオで最大のウェイトを占めているヘルスケアセクターについて、割高度を探っていきたいと思います。
アメリカのヘルスケアセクターの過熱度
まずそもそものヘルスケアセクターの対象銘柄について、私が保有しているヘルスケアセクターETFであるXLVの構成銘柄TOP10を調べたいと思います。
調べるにあたっては予想PERと共に、今期の1株当たり純利益の予想成長率も併せて載せたいと思います。
また割高かどうかを調べるにあたり、予想PERと1株当たり純利益の予想成長率についてはseeking alphaの数字をそれぞれ採用しています。いずれも2024年2月25日現在の数値です。
それではご覧ください!
過熱度がバラついているヘルスケアセクター
上位10銘柄の過熱度を見た感想としては、かなり銘柄によって過熱度がバラついているなと感じました。
まずヘルスケアセクターのNVDAとも呼ばれるイーライリリーについて、予想PERが60倍超と非常に割高な数字となっています。
ただ2025年も44%の大幅な増益が見込まれており、PERの数字だけを見てバブルだ!とも言えない状況にあると思います。この辺りの状況もNVDAに似ていますね。
一方でUNHやJNJは安定成長を見せつつもPERはS&P500の予想PER(21.25倍)よりも低く、今からでも充分買える水準です。なおメルクは2025年以降は安定成長路線となっています。
全体としてみると銘柄ごとのバラツキが大きいものの、生活必需品株と同様にやや割高な状況にあると感じました。
それでも生活必需品株と同じく割高だからといって売却すると余計な税金も発生してくるので、これからも変わらずヘルスケアセクターの銘柄を保有し続けていこうと私ローンウルフは考えています。