【悲報】テスラ、たった3か月で株価が半値以下に暴落してしまう

2025年3月12日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

昨年2024年の相場をけん引した大型ハイテク株7銘柄で構成されるマグニフィセント・セブン。その銘柄の1つにテスラがあります。

2024年のテスラの株価上昇率は62.5%にも達し、マグニフィセント・セブンの好調さを象徴する銘柄の1つとなりました。

そんな絶好調だったテスラですが、2025年に入って異変が起きています。

昨年の12月17日に終値ベースで過去最高値の479.86ドルをつけたテスラですが、そのわず約3か月後の3月10日には222.15ドルと、株価は半値以下に暴落してしまいました。

 

飛ぶ鳥を落とす勢いであったテスラに一体何が起きたのでしょうか?

イーロン・マスクの政治的活動が嫌気されたテスラ

テスラの経営者は言わずと知れたイーロン・マスクですが、マスク氏はテスラの経営の傍らトランプ政権下においてDOGE(政府効率化省)の上級顧問に就任。政治的な活動を活発化させています。

しかし個人情報が多く載っている財務省の決済システムにイーロン・マスク子飼いのDOGE職員にアクセスさせる、政府職員を業務の内容を問わずに有無を言わさず解雇するなど、そのやり方に強い反発が巻き起こっています。

その活動は国内にとどまりません。ドイツでは極右政党AfDの集会にオンライン参加し、AfDへの投票を呼びかけました。反対にAfDの競争相手である社会民主党所属のショルツ首相を「無能なバカ」呼ばわりしています。

またイギリスではマスク氏がキア・スターマー首相を「レイプ犯罪の共犯者」呼ばわりし、チャールズ国王に対し議会の解散を呼び掛けるなど、欧州各国で内政干渉を繰り返しています。

 

こうした政治的活動が嫌気されて内外からイーロン・マスクへの反発が噴出。その矛先はイーロン・マスクが経営していてるテスラにも向けられています。

ドイツにおけるテスラ車の2月売上は前年同月比で76%もの大幅な販売減に見舞われました。EV車全体の売上自体は30.8%増加していたことを考えると、テスラの売上がいかに壊滅的だったかがわかると思います。

 

また納車台数予測も大幅に下方修正され、アメリカでも販売減が見込まれます。

 

またそもそものテスラの競争力にも疑問符がついており、中国での2月の販売台数はBYD等に押されて半減とこちらも壊滅的な状況となっているのです。

極めて高いテスラ株のバリュエーション

テスラはロボタクシー等の新規事業による期待感から極めて高いバリュエーションとなっており、予想PERが100倍を超えることが常態化していました(株価が半値以下になった現在でも予想PERは94倍もあります)。

しかしこうしたバリュエーションは高い成長率を前提としてつけられるもので、ひとたびその成長ストーリーが崩れると急速にバリュエーションは低下します。

また同時にEPSも低下するわけですから、EPSの低下とバリュエーションの低下によるダブルパンチが起き、それによって株価が暴落することになるのです。

私が考えるテスラの2025年末の適正株価は55.8ドル

とここで私が考えるテスラの2025年末の適正株価を書いておきたいと思います。テスラの2025年末の適正株価は55.8ドルです。この記事を書いている時点の株価は222.15ドルなのでその4分の1ですね。

なぜそのように考えたかというと、現在のテスラの2025年の予想EPS2.79ドルに対し、PERが20倍まで切り下がった場合に2.79×20=55.8となるからです。

オマケしてPERが30倍で考えた場合は2.79×30=83.7ドルです。

今年に入ってからのテスラの壊滅的な販売状況を見ると、現在の15%の増益予想が一転して減益になってもおかしくないことを考えると、さらに下値を掘り下げる可能性すらあると思います。

成長が見込めなくなった場合もはやテスラは成長株ではなくなってしまうわけですから、成長株につけられるバリュエーションではなく、一般的な自動車メーカーのバリュエーションプラスアルファ程度の評価しかされないだろうと考えました。


 

当ブログではテスラが属するEV産業は、その競争の激しさから長期投資に適さないという事を何度かお話してきました。

 

あなたが一発逆転を狙ったギャンブル的な投資ではなく着実に資産を増やしたいのであれば、競争の激しい成長産業に属するバラ色のストーリーに彩られた割高な銘柄に投資をするのではなく、インデックス商品や保守的な銘柄を投資主体とした方が良いのではないかと私ローンウルフは考えています。

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