QQQを全て売却しました
お疲れ様です、ローンウルフです。
私は米国株への投資を資産運用の主力としており、その中でも景気後退時に強いディフェンシブ銘柄に主に投資しています。
ただ景気敏感銘柄にも投資をしていないわけではなく、実際にハイテク銘柄を中心に構成されたナスダック100に連動するように設計されたETFであるQQQにも投資しています。
しかしこの度、1月15日(日本時間)に保有していたQQQを全て売却しました。

トランプ大統領によるアメリカという国家の信用失墜と中央銀行の独立性の毀損
QQQを売却した理由についてですが、一番大きな理由としてはトランプ大統領の再選にあります。
トランプ大統領が再選してからというものの、アメリカという国家の信用を失墜させ、またドルの価値の毀損をも毀損させています。
トランプ大統領は関税を武器にし、同盟国ですら攻撃対象として自らの政治的主張を飲ませようとしています。
ロシアとウクライナの関係ではロシア寄りの立場が鮮明となっており、ゼレンスキー大統領をテレビカメラの前で罵倒したことは記憶に新しいです(というか大統領になったら初日にウクライナ問題を解決すると豪語していましたが、実際は達成できませんでした)。
最近ではベネズエラのマドゥロ大統領を武力行使の上で拉致し、ベネズエラから石油権益をもぎ取ろうとしています。
また領土拡張への野心を隠さなくなっており、武力をちらつかせながらグリーンランドの取得を目指しています。
トランプ大統領が就任してからというものの国家主義・覇権主義的立場が鮮明となっており、アメリカは西側諸国から敬遠されるようになりました。
またトランプ大統領は中央銀行の政治からの独立性を破壊し始めています。
昨年8月、トランプ大統領はFRBのクック理事の解任を発表(ただし解任差し止めの上、現在係争中)。
さらに再三にわたってパウエル議長を攻撃し、ついには刑事訴追の話まで出ました(ただしマーケットへの影響が大きいとしてベッセント財務長官が歯止めをかけたとの話が出ましたが)。
パウエル議長は今年の5月に任期が終わるわけですが、後任はトランプの意向を大きく汲んだいわば「トランプの犬」がFRB議長になるため、FRBの政治からの独立性は大きく棄損されることになるでしょう。
実際トランプ大統領の下で新たに理事に指名されたマイラン氏は、トランプ氏の意向を汲んで大幅な利下げを主張し、他のメンバーとの政策金利に対するスタンスの違いが浮き彫りとなっています。
またクレジットカードの上限金利を10%までにするべきと主張し、さらにマイクロソフトに電気代の上昇を肩代わりさせるなど市場への介入を拡大しました。
アメリカは自由主義経済が何よりの強みでしたが、今やロシアや中国顔負けの国家社会主義色を強めています。
また自らにヤジを飛ばした人間に対して中指を立てて罵倒する等、およそ大統領とは思えないような品性下劣な姿をさらしており、大統領としての資質が欠如していると言わざるを得ません。
こうしたトランプ大統領による横暴を見てアメリカ株、特に景気敏感銘柄を売却したいと思うようになったため、QQQを売るという決断に至りました。
ブームになっている投資先をいつまでも保有したくない、今後のアップサイドの余地は少ない、成長率を加味したバリュエーションが高いといった理由もありますが、それはまた次回の記事で触れたいと思います。
アメリカ株最強!の終焉
こうしたトランプ大統領による独善的な姿勢を嫌気したのは私だけではなかったようで、投資家からアメリカという国が投資先として選ばれなくなってきました。トランプが大統領になってからのアメリカ株の相対的パフォーマンスは著しく落ち込んだのです。
昨年のS&P500は16.39%の上昇、ナスダック100は20.17%の上昇と二桁のパフォーマンスを見せ、一見するととても好調に推移しているように見えます。
しかし諸外国と比較した相対的パフォーマンスは落ち込み、日本株(EWJ)の25.89%、イギリス株(EWU)の34.96%、ドイツ株(EWG)の35.77%、新興国株(VWO)の25.58%を大きく下回っています。
また下記のチャートの通り、2026年に入ってからもアメリカ株のアンダーパフォームが続いています。

アジア諸国や他のヨーロッパ諸国ではさらに上のパフォーマンスの国がゴロゴロしているわけですから、トランプ大統領の登場によって「アメリカ株最強!」の時代は一旦終わったと考えていいでしょう。
トランプ大統領の任期があと少しならまだしも、あと3年弱もの長い期間残っているので、自分としては何もしないでいるよりも行動に移した方が良いと考え、QQQの売却に至りました。
他の米国株は売らないのか?という話ですが、保守的な銘柄は景気の上下や政治イベントに左右されずに保有を続けたいという思いがあり、また昨今のハイテク株ブームによって地味な銘柄はあまり買われておらず、将来的な売り圧力も小さいと考えて保有を継続していこうと思います。
余談ですがS&P500が過去最高値付近で留まる中で、市場を先導していた銘柄群で構成されているFANG+は10月の高値から10%弱下落しており、過熱相場時に相場が天井をつける典型的なパターンが形成されています。
リスクは取り続ける
QQQを売って得た現金についてですが、私としては現金のまま放置することはせず、代わりの投資対象に投資をしたいと思います。
QQQを売った主な理由の2つ目としてQQQよりも魅力的な投資対象があったというのもあるからです。
ご存知の方も多いと思いますが、株式投資の世界では現金で保有するよりも資金をリスクにさらし続けた方が長い目で見て利益を得られる可能性が高いのです。
次回の投稿記事では、QQQを売って新たに投資した投資先について取り上げようと私ローンウルフは考えています。











