ここ5年で最も縮小した米国株のリスクプレミアム

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お疲れ様です、ローンウルフです。

前回の記事で私は、S&P500が長期的に7%のリターンを出したのはリスクプレミアム込みの話であり、「社会保険を廃止してその分をS&P500に投資!」などと全国民が好んでS&P500に投資をしようという時に、このリターンを得ることは出来ないということについてお話しました。

 

そしてこのリスクプレミアムについては、直近5年間で今が最も縮小しています。

マイナス圏も見えてきたリスクプレミアム

そもそもリスクプレミアムとは、リスク資産に投資する際に要求される、無リスク資産の利回りに上乗せされる期待収益率のことを指しますが、一般的に無リスク資産の利回りには国債の利回りが用いられます。アメリカにおいては10年債の利回りがこれにあたります。

そして米国株全体のリスクプレミアムを算出する方法の1つとして、10年債利回りと株式の益回りを比較するという方法があります。

益回りとはPERの逆数のことで、1株あたり純利益を株価で割って求めます。

例えば株価が100円で1株当たり純利益が10円の銘柄の場合、10÷100=10%がこの銘柄の益回りとなります。

それでは今現在でS&P500の益回りがいくらかというと、WSJのデータを用いて計算すると以下のようになります。

予想EPS:242.84ドル ÷ S&P500:5864.67 = 4.14%

 

この4.14%という数字が予想EPSに基づくS&P500の益回りとなります。そして現在の米10年債利回りは4.08%なのでその差はわずか0.06%しかありません(2024年10月20日現在)。この0.06%という差は直近5年間で最も低いです。

もっと言えばこの5年間というのは、あくまで自分が毎週記録を取っていたのが5年間だったというだけで、ここまでリスクプレミアムが縮小したのは米10年債利回りの推移を見る限りおそらくリーマンショックの少し前ぐらいまで(あるいはITバブルの頃まで)遡らないと無いと思います。

これからの米国企業の決算次第にはなりますが、リスクプレミアムがマイナス圏に陥るのも時間の問題なのではないかと考えています。

最終的にはビッグテックのEPSの伸び次第

リスクプレミアムの縮小をもってそれじゃあすぐ株価が大幅に下げるかと言われれば、そうはならないと思います。通常相場というものは楽観と悲観によって上下に行き過ぎる傾向があるからです。

また株式の益回りというものは1株当たり純利益がどう推移するかによって影響されますし、今のアメリカの株式市場においては大型ハイテク株の1株当たり純利益が全体を大きく左右します。

この大型ハイテク株の1株当たり純利益が順調に伸びていけば相場が大きく崩れることは無いと思いますが、伸びが大きく縮小、または減少なんていうことになれば大幅に株価が下落するのではと思っています。

現状の相場は大型ハイテク株のEPS次第であり、上方へのリスクよりも下方へのリスクの方が大きい相場であるということは、アメリカの株式市場のこれからを考える上で抑えておくべきではないかと私ローンウルフは考えています。

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